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嫁どり

 上の兄の結婚式(嫁どり)は、家で昔ながらのしきたりで行いました。兄21歳、花嫁20歳、ついでにわたし17歳でした。

 嫁入り道具はふすまをはずして二部屋続きにして飾ります。近所の人も見に来ますが、箪笥の引き出しの中まで開けてみます。わたしの嫁入り道具もそうでしたから、これは慣習?ですか。

 嫁どりの日は縁側の障子も戸も全部取り払って、近所の人も見にやって来ました。
 真正面に新郎新婦が座ります。両脇に仲人さん。あのころは料理も家で作りました。お手伝いの人がたくさんいました。足のついた膳や塗りのお椀の出番です。実家の中2階の倉庫には今でも布の袋に入れたお椀は桐の箱に入れ、足のついたお膳も大きな箱にしまってあります。

 嫁どりは、長老2人が松や鶴亀、爺や婆やを飾った長方形のお盆をさし上げ、祝い歌を歌いながら入場して始まります。祝宴の座敷の隅では、白い割烹着を着たおばあさんが、ひとつの皿には煮干、もうひとつの皿には梅干を入れて座ります。おばあさんは、梅干を箸でつまんで持ち上げ、
『うめぼ~し~』
と言います。次に煮干をつまんで、
『おさかな~』
と言います。意味はよくわからないのですが、この場面は妙に目に焼き付いています。新築の家にはいい日を選んでまず塩と梅干を持って行く、というしきたりを聞いたことがあるので、たぶん、縁起がいいのでしょうね。(何の説明にもなっていませんね)

 花嫁のお母さんが自慢の歌を聞かせてくれました。父も上機嫌で下手な歌を歌いました。親戚の子供が座敷の真ん中で、
 ♪こゆびと~こゆび からませて・・・
 島倉千代子さんの歌を歌ってやんやの大喝采、おひねりも飛び交いました。

 長男の嫁どりを家で挙げる・・・代々続いたおめでたの宴です。よそから嫁いできた若い花嫁さんはさぞ面食らったでしょうね。庭先では見知らぬ人たちにずっと見られるのですから。

 結婚当初兄は外国航路の船員だったので、身重の花嫁は一人婚家に取り残されたのです。そう、N家代々結婚式には身重の花嫁なのです。この最初の子供を死産した後、兄は外国航路から国内線の船員となり住まいは徳島に落ち着きました。

 嫁に来たばかりのお義姉さんはきれいでした。


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