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長老不在

 先月亡くなった叔母の49日法要があり、叔父一家以外は近くに住んでいる近親者だけ集まった。前にも書いたことのあるふうこおばさんがいちばん遠く大阪から帰ってきていた。妹が亡くなった叔母の長男に嫁いでいるから。

 実際の49日は31日だけど、勤めの都合で早めて土曜日となった。お経の後、お坊さんが、
『31日の49日はどうしますか? 法要を早めたのは別として、本来の49日には拝みに参りますが・・・』
と聞くが、当家は、もう法要は済ませたのだから拝みに来てもらわなくてけっこうです、と言い、
『いえ、本来の49日は31日なので・・・』
とお坊さんが繰り返し、
『今日法要が終わったのだからもう結構です』
と当家が答え、かみ合わない会話が続いた。
 
 昔は火葬場からそのまま納骨し、翌日には49日法要を済ませていたものだが、住職が変わってからいつの間にか初七日、ふた七日・・・49日まで毎週お坊さんがお経をあげに来るようになった。お布施がひとつで済むところが7枚になったと言うわけだ。
 お坊さんには31日の件は相談の上お返事しますということにして、お坊さんが帰られた後、皆でしきたりについてあれこれ意見を出しあうことになった。
『昔なら長老がうるさく言ったから口出しはできなかったけど、今は一人もいなくなったんだから、当家が思うようにすればいい』
と言ったのはふうこ叔母さんだった。
 いちばんうるさい長老とは、わたしからすると、祖父の妹の夫。その名も『虎雄の叔父さん』。
『虎雄のおじさんが葬式の手伝いをした最後は誰の葬式だった?』
 ふうこ叔母さんの言葉に、皆、口々に言う。おじいさんのとき? わたしの父のとき? サトコ叔母さんのとき? おばあさんのときには居ったなあ・・・。
 皆それぞれ虎雄叔父さんに怒られた思い出はあるようで、
『あのおじさんはうるさかった・・・』
 と頷くものばかり。
 今現在の長老は亡くなったヤスコ叔母さんの夫、わたしの父の弟だが、すっかり認知が進んで昔の勢いがないばかりか、しきたりを尋ねることもできない。
 ふうこ叔母さんのお母さんは98歳で健在。
『順送りなら母の葬儀のときには、あにさん(ヤスコおばさんの夫)に教えてもらって母を送りたいと思っていた』
とふうこおばさんが言った。

 葬儀のときの孫花作りや六地蔵さんのお札作り、新盆の精霊流しの船の飾りも、最近まではおじさんがずっとしてくれていた。人任せだったので誰一人習っておらず今に至る。さっぱりわからない。

 さっぱりわからない当家のものと、さっぱりわからないと毎回愚痴る1年生和尚。どうしましょう?

 ここはふうこ叔母さんの言うように、うるさい長老がいないのだから当家の思うように!


 
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《どうにかなる!》で いろんな坂道を歩いてきました
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